プログラム セミナー申込
第25回風力エネルギー利用総合セミナーの開催にあたり
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足利大学総合研究センター センター長 齋藤 宏昭
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皆様におかれましてはご清栄のこととお慶び申し上げます。
日頃より足利大学総合研究センターの活動に格別のご理解とご協力を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
足利大学風力エネルギー利用総合セミナーも、おかげさまで25回目を迎えることとなりました。四半世紀にわたり、風力エネルギー分野における産学官の垣根を越えた情報交流と人材育成の場を継続できておりますのは、ひとえに皆様の熱意とご支援の賜物であり、あらためて深く感謝申し上げます。
さて、わが国では第7次エネルギー基本計画が閣議決定され、電源構成における再生可能エネルギーの比率は、第6次計画の目標36%~38%(2030年)に対して、2040年度に4~5割という目標が新たに示されました。この数年で洋上風力促進区域における計画は第3ラウンドまでの事業者が決定し、商業案件の整備がいよいよ本格化しつつあります。また、政府による海域調査の前倒し実施(セントラル方式)や、排他的経済水域にまで広がる法制度の見直しなど、制度基盤の整備等、風力利用の着実な拡大が引き続き求められている状況です。
世界の情勢に目を向けると、エネルギー価格の変動やインフレ、地政学的リスク、供給網の制約、さらには政策の急変などを背景に、洋上風力発電を取り巻く事業環境が一層複雑化し、大型プロジェクトの見直しや中止といった動きも見られております。こうした状況は、継続的な大量導入が期待されていた洋上風力事業を取りまく環境について、今後解決するべき課題が多いことを認識させられると同時に、持続可能な制度設計と地域との安定的な協働、そして各国の政策の重要性を強く意識させるものでもあります。
そのような情勢において、わが国においても安定した政策基盤と地域との連携に重きを置いた再エネ導入が一層求められており、足利大学でもカーボンニュートラル教育の充実、国際連携の強化など、風力エネルギーをはじめとした再エネに関する取り組みは新たな段階に進みつつあります。
本年度のセミナーでは、これらの背景をふまえ、中国・欧州・米国を中心とした世界の最新の風力関連動向、そして今後の我が国の風力導入の鍵となる洋上風力発電の技術開発状況、そして大量導入に不可欠な地域共生・漁業共生の在り方をテーマに据え、最前線でご活躍の産学官各方面の講師陣によるご講演を予定しております。
恒例の初日夜の懇親会も含めて、活発な情報発信と意見交換の場としてご利用いただければ幸いです。万障お繰り合わせの上、ご参加くださいますようお願い申し上げます。
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主催:
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足利大学総合研究センター
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後援(依頼中):
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国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
一般財団法人 新エネルギー財団
一般社団法人 日本風力発電協会
一般社団法人 日本風力エネルギー学会
一般社団法人 日本太陽エネルギー学会
足利市
足利商工会議所
とちぎ未来技術フォーラム
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開催日:
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2025年6月26日(木)、27日(金)
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会場:
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足利大学 大前キャンパス 大講義室
〒326-8558 栃木県足利市大前町268-1(TEL:0284-62-0605)
交通アクセス
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参加費:
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一般 12,000円( 内訳 10,910円(消費税 1,090円))
学生 2,000円( 内訳 1,819円(消費税 181円))
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懇親会費:
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一般5,000円、学生2,000円
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懇親会場:
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ニューミヤコホテル足利
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お申込方法・期間:
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申し込み方法
(Webエントリーシステム“AMARYS”)
※当日受付の際に、システムから発行される参加受講証をご提示ください
申込・振込期限
6月24日(火)
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個人情報取扱について
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足利大学足利大学WEBページ:個人情報の取扱について
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お問い合せ:
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セミナーの内容について
足利大学総合研究センター「セミナー係」
TEL:0284-62-0782(直通) koza@g.ashikaga.ac.jp
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PDF形式は>こちらからご覧ください |
1日目 6月26日(木)
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13:00 ~ 13:10
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開催挨拶
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末武 義崇(足利大学)
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13:10 ~ 13:50
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風力政策の現状と今後の課題
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講演者調整中(経済産業省)
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13:50 ~ 14:30
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NEDOの風力研究と課題、今後の形について
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三枝 俊介(新エネルギー・産業技術総合開発機構)
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14:30 ~ 15:10
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NEF風力委員会からの報告
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藤原 憲明(新エネルギー財団)
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休憩
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15:25 ~ 16:05
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中国の風力発電開発(過去と現在)
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牛山 泉(学校法人足利大学)
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16:05 ~ 16:45
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英国と欧州の洋上風力
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安田 陽(ストラスクライド大学)
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16:45 ~ 17:25
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トランプ政策と米国の再生可能エネルギー
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山口 日出夏(Blueggs Environmental Education)
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18:00 ~
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懇親会
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2日目 6月27日(金)
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9:30 ~ 9:50
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足利大学の取り組み ~学生・教職員の活動~
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末武 義崇(足利大学)
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9:50 ~ 10:30
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世界の大型風車はどこへ向かうのか?そして日本は?
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柴田昌明(大阪大学大学院)
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10:30 ~ 11:10
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風車開発と大型タワー製造
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駒井恵美(駒井ハルテック)
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11:10 ~ 11:50
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大型浮体式垂直軸型風車の実現性検証
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講演者調整中(アルバトロステクノロジー)
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11:50 ~ 13:10 |
昼食(弁当配布) |
13:10 ~ 13:50
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浮体式洋上風力研究の最前線
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山下 篤(浮体式洋上風力技術研究組合(FLOWLA))
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13:50 ~ 14:30
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風力発電と地域共生(現状と課題)
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竹内 彩乃(東邦大学)
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休憩
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14:45 ~ 15:25
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北海道における風力と漁業および人材育成
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宮下 和士(北海道大学)
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15:25 ~ 16:05
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海の中から見た風車と漁業
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渋谷 正信(渋谷潜水工業)
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16:05 ~ 16:15
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閉会挨拶
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齋藤 宏昭(足利大学総合研究センター)
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*講演題目、講演者および講演時間が変更になる場合があります。
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