応用超伝導研究室のホームページへ。
「考える力」と「伝える力」を伸ばすことを目標に研究や学会発表に取り組んでいます。明るく・楽しく・厳しく活動しています。
念願の人間浮上装置が完成しました。磁気回路と超伝導バルク体を対向させて,バルク体を液体窒素で冷却して浮上力を発生させます。
これまでに研究室公開,出前授業,理科教室などで小学生から高校生,大人の人も浮いてもらっています!
体重100kgまで浮上可能です。ぜひ,浮上体験にいらしてください。
超伝導バルク体は,無制御で安定浮上ができる特性があります。これを活用して非接触走行・搬送が可能となります。本研究は,一般の人にもこの原理がわかりやすいように,超伝導ジェットコースターを製作しました。模擬授業やオープンキャンパスでも展示・実演しています。
超伝導バルク磁石は,従来の永久磁石や電磁石の限界である2テスラ(2万ガウス)を超える磁力を,容易に発生することができます。また,ランニングコストも安価で,局所的に強い磁気を発生できる特徴があります。(強い磁石でお札もくっつきます。)
磁気分離は,物質に強い磁気力を与えて分離・回収する技術です。省スペース,低ランニングコスト,高速処理等の利点があります。また,微小粒子も分離できます。(写真は,赤錆を分離している様子です。)
マイコンカーラリーは,指定のマイコンボードやモータを用いてマシンを製作・プログラミングして,1周50〜60mのコースをライントレースしながら走行し,タイムを競うものです。本研究室では高大連携関係でも取り組んでいます。
電力系統では故障が発生しても安定送電に復帰できるように,送電可能な電力容量に対して,大きなマージンを取っています。既存の送電設備を有効に活用するために,電力系統の安定度の向上が重要な課題となります。そこで,発電機や調相器を現代制御法により制御する方法を検討しています。