電子機器の小型・省エネ化研究

西研究室では,大きく分けて①半導体,②コンピュータ,③モータの3つの要素について研究に取り組んでいます.これらの要素を組み合わせることで電子機器の小型・省エネ化を可能にする研究を構成します.


半導体

コンピュータの心臓部はマイクロプロセッサ(いわゆるCPU),モータも今では半導体技術を用いた駆動が一般的となっています.現在の半導体はかなり効率が良いのですが,それでも損失は出ます.損失=ほぼすべて熱であり,発熱すると温度が上がり,電気特性が変化してしまう他,高温になりすぎると半導体(及びパッケージ)を破壊してしまうことがあります.そのため,半導体を適切にかつ所望の領域で使用するには温度管理が重要になります.西研究室では,半導体の温度予測を行うためのモデルに関する研究を行っています.


コンピュータ

マイクロプロセッサやコンピュータを高効率(つまり,省エネで)で動作させるには,消費電力を把握する必要があります.これらの消費電力は電圧や温度条件によって変わるため,その変動を反映させた消費電力のモデル化を行うことで,高精度な消費電力予測及び予測結果を基にした省エネ化を提案します.


モータ

モータを高効率かつ高精度に駆動するには,半導体技術の利用が不可欠です.そのため,近年では,機電一体といって,モータに半導体を用いた回路が内蔵されるようになってきています.モータは所望の精度を保って駆動する必要がある他,モータも半導体も発熱するため,綿密な温度管理が必要になります.


>>西研究室トップページに戻る



Copyright © 2018-2019 Nishi Laboratory all rights reserved.