データ解析に基づいた新型センサの開発研究



 放射線や光を測定対象とした新型センサの開発を化学系の企業と共同研究しています。 一般的に、高性能なセンサは高価で大型化が難しい特徴があります。そこで我々の研究グループ では、安価で大型化可能な有機材料に着目しました。センサ主材料の合成を群馬県にある化学系の 企業が行っています。その材料を用いて、新潟大学でセンサを作製しています。その後、 高速論理回路やADC(アナログ・デジタル変換器)などを用いてPC自動制御システムで計測し、国際汎用シミュレータ(C++)などを使ってデータ解析を行っています。
 近年は、情報科学の視点からアプローチして画像処理の技術を使った良い性能のセンサ開発を行っています。 本研究は製品化を目指しており、開発が完成したときには放射線物理学、放射線医学、環境放射線などさまざまな分野への応用が期待されます。