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足利市中心市街地
      活性化計画試案

―歩いて暮らせるまちづくり―
 「歩いて暮せる街づくり」構想が平成11年11月に閣議決定され翌12月から地方公共団体を対象に公募が開始された(締め切りは平成12年2月)。この構想の趣旨は「地域のさまざまな工夫や発想を源泉に、生活の諸機能がコンパクトに集合し身近に就業場所のあるバリアフリーの街において幅広い世代が交流し、助け合いなどを通じ、身近な場所での充実した生活を可能とするとともに、これからの本格的な少子・高齢社会に対応した安心、安全でゆとりのある生活を実現しようとする試み」となっており、国の経済新生対策の一つに位置付けられている。これからの日本には高度成長が見込めないことを考えると、今後は「歩いて暮せる街づくり」構想に沿った街づくりの手法が広まって行くと思われる。
 本計画は、いぶきビル周辺7haの地区を対象として「歩いて暮せる街づくり」をもとに行った試案であり、足利市活性化に向けての新しい提案である。対象地域は主に通り2丁目交差点の北東(NEブロック),北西(NW),南西(SW)にある3ブロックを合わせた地域で面積は約7haである。
 当地域の商店街は昭和40年代までは盛っていたが,郊外型のショッピングセンターが出現して以来、人通りも減り、現在は空き店舗が目立つようになった。また、旧い建物が壊された跡地の大部分は駐車場として使用されており、活用されているとは言い難い。
 本計画では、そのほか、中橋ハイツ駐車場跡地(JR両毛線南側,約1600m2)を対象としており、以下にその基本方針を示す。
①現在住んでいる人の生活を優先する。したがって現在利用されている建物は原則的には現状のままで、壊したり動かしたりしない。

②近隣住民と市民の利用を基本とした計画とする。そのため、NWブロックとSWブロックの空き地と駐車場を利用して生活の息吹きが伝わる路地と店舗を設ける。

③中橋ハイツ駐車場に立体駐車場を設ける。住民が「歩いて暮せる」ことを勘案し、市民(又は観光客)は当駐車場,河川敷き駐車場を利用するようにし、計画地域および旧市街地内の車両の通行量を抑える。

以上の方針により以下のような計画を行った。

A.まちかど情報館(NWブロック)

 いまの足利を発信するスペース。市役所出張所,観光案内所,多目的集会所等を併せ持つ。

B.絵馬博物館(NEブロック)
 足利の神社や寺院で保存されている絵馬を展示。

C.ふるさと工芸館(SWブロック)
 足利が生んだ相田みつを,大山魯牛,河合隆三らの画家,工芸作家と若手作家の展示スペースを併設。また、音楽,美術,工芸を通しての市民交流の場(多目的ホール)を提供。
D.工房村(NEブロック)
 陶芸,革工芸,藍染等の工房と住居を兼ねる。作家は当所で活動すると共に、市民と観光客に対して体験コーナーを設けて指導。
E.えん魔様通り(NWブロック)
 足利に縁のある和菓子,そば,工芸品と食事処や甘味処が軒を並べる。市民に憩いと癒しの場を提供。

F.2丁目市場(SWブロック)
 八百屋さん,魚屋さん,惣菜やさん等が立ち並ぶ。近くに住む老人や住人の格好のふれ合いの場。

G.立体駐車場(中橋ハイツ駐車場跡地)
 7階建(軒高18m)フラットスラブ構造で約300台収容。

模型
模型写真
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 情報

【卒業設計(平成14年度)】
[足利市街地活性化試案]


 


 
 
 
   
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