直径2mの半球を利用しています。反射面全体で受けた光の1/4しか有効に鍋に当たりませんが、鍋全体に満遍なく光が当たります。
体感的には計算される出力以上の加熱力を感じます。5合ほどのご飯なら40分で均一に炊き上がります。またシフォンケーキなどを作る
のにも向いています。光の入射角に対する感度が低く、炊き上がるまで角度の再調整は必要ありません。出力はSun Roseほどでは
ありませんが、非常に使いやすい大型ソーラークッカーです。
上図のように受けた光のすべてを利用しているわけではありません。が、光がかなり斜めから当たっても鍋にあたる光の量は
それほど変化しません。
平行光線に対しては焦点を持ちませんが、鍋の位置をうまく調節すると当たる光の量をかなり一定に保つことができます。
半球はパラボラと違ってどの位置にも点集光はされません。したがって大変安全な反射鏡です。また図のように均一に鍋を
温めることができ、ご飯やシフォンケーキがおいしく調理できます。
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