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弓 道 と は …
弓道に対し皆様は色々な意見があると思います。例えば、‘硬い’‘難しい'など… 現に、弓道をやっている側の人間から見ても「礼」を重んじていると云えます。しかし礼を重んじると云うのは物事に対し丁寧に接していると云う意味であり、硬いとはまったく別物です。つまり、弓道を一言で語るのならば「とても丁寧なスポーツ」です。
スポーツである以上何らかの形で競うことになりますが、その一部始終見てもらえばよいのですがとても静かな(過ごしやすい)時間が創られます。つまり、人間観の表面立った争いではなく、各人間内の己(精神と肉体)との戦いで飽きることのないものです。まるで日本刀のように美と力強さを兼ね備えた武道です。注しの良い人はすでにお気付きでしょうが、弓道は‘剣道’‘柔道’に続き日本の参大武道に挙げられています。それは、弓道人口が多いということのほか、日本の文化・歴史として欠かせないものだからです。平家物語の有名なシーンであるこんな歴史の1ページを、皆様は少なくとも一度は耳にしていると御思いです。源義経が波に揺れる舟に備え付けられた扇の的を射抜いた話を、そしてそれは今も語り継がれています。(詳しくは、「平家物語」第11巻に記載されています。)
弓道の説明の過程に、必ずといっていいほどアーチェリーが絡んできます。ここで、アーチェリーと弓道との違いを説明しておきましょう。
皆様は、英語で「Fencing(フェンシング)」を‘剣道’と訳しますか?剣道は、英語でも「kendo」です。英語では、「Japanese
Archery」を「弓道」と訳しますが、これは誤りであります。なぜならそれは、弓道とアーチェリーがまったくの別物だからです。どちらも同じ弓ではないのか?とお思いでしょうが実は、決定的な違いがあるのです。確かに、‘弓’と割り切って見たり、武器として見た場合は同じに診えるかもしれませんが、道具としての使われた過程で、発達の違いです。どう違うかを説明していきましょう。
まず外見ですが、どちらもほとんど変わりません。弓(胴体)に弦を張り撓らせ、そのしなりを利用して矢を飛ばします。しかし、ここに大きな違いがあるのです。それは矢のつがえ方と、弓の長さです。アーチェリーの弓の原形は森林内の狩猟民族か、騎馬民族の用いた狩猟用の短弓であるのに対し、弓道の原形は海洋民族特有の長弓と言われています。また、両者に共通する矢であってもアーチェリーは内側、弓道は外側につがえます。さらに、大陸の端と、海の真ん中で発達した二つの弓には、決定的な違い、すなわち文化の壁があるのです。動き回る動物をしとめるために弓を改良し、弓を人に対応させて発達したアーチェリーと、威力を落とさないために弓の原型を変えず、弓に人が対応し発達してきた弓道では一言で語ることのできないくらい差が生まれているのです。
近年、欧州でも弓道をアーチェリーとでは無く、日本の国技“kyudo”とし扱う風潮が見られます。弓道を弓道として触れてみませんか?あなたの何かが、必ず変わることでしょう。
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