2009年3月初めのことであった。ボスから、「内閣府で地域活性化の勉強会をしているようだ。ついては・・・」という会話からすべては始まった。
内閣府地域活性化統合事務局というところへ出かけ、あれこれイベントに参加し、「いっちょう、本学でもやるか!」ということになった。
いきなり15回講義して単位認定するだけの「公開講座」を開く準備はない。かといって「準備ができたら、始める」ではいつまで経っても始まらないということも経験済みの元サラリーマンである。
「地域活性化 → 足利まちづくりセンター「VAN-NOOGA」 → 共同プロジェクト → 実行」 というシンプルで、ややお邪魔虫的で、実行力ある図式が閃いたのである。
VAN-NOOGA理事会の承認を経て、内閣府と栃木県の協力、足利市の後援、そして、VAN-NOOGAと本学共催の公開講座がスタートしたのは、2009年10月14日であった。
以後、以下のプログラムで12月初めまで20名内外の学生、市民を対象に楽しく、賑やかな公開講座が行われたのであった。
第1回 両毛地域を視野に入れた地域活性化論(蟹江足工大副学長)
第2回 地域資源の発掘と活性化の戦略−別府市の事例から−(簗瀬足工大教授)
第3回 五感によるまちづくり(和泉潤名古屋産業大学教授)
第4回 全国における地域活性化政策について(内閣府地域活性化統合事務局)
第5回 栃木県における中心市街地活性化の取組み(栃木県都市計画課)
両毛地域の生き字引的存在の蟹江副学長の名調子で始まった講座は、管理人も「一回はやらねば!」とか、「やはり全国の情報や地域の情報も必要だ」という市民の声に押されて充実したプログラムになったものである。匂い、音、光・・・という五感とまちづくりの関係を語る和泉教授のユニークな講義に、一同感激したりもした。
講義録はテープを起こしてまとめたゾ!CDにもコピーしたから、興味のある方は管理にまで連絡してください。
反省点は、11月は寒いということであった。「食事してから夜に街に出るのは寒いよね」という声を反映して、22年度からは、暖かいときにやると決心したのであった。
平成21年度「地域活性化社会システム論」講演録
平成22年度「地域活性化社会システム論」講演録
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