今年度の課題研究には，空間デザインコースの3年生が3名エントリーしてくれた．土木コースの学生より図面は描きなれている感じで上手かった．ただ，綺麗な図面を描くことが目的化して道路幅員など施設の機能に対する配慮はやや足りない印象も受けたが，よく頑張った．
土地区画整理研究会「SSC通信:Soft Shell Club」の平成27年6月24日発行の第3号に寄稿したエッセイ「学生が区画整理を理解するということ」が，今までの設計演習や課題研究の集大成となっているので，参考までに掲載することにしたい．
SSCは，区画整理の実務者集団が「柔らか頭で区画整理を進めよう」という趣旨で1991年に故清水浩氏らの発意により発足したものと聞いている．現会長は小浪博英氏，事務局は，Landmark（株）である．代表の山本芳明氏とは区画整理関係の論文を何篇か一緒に発表している．