研究室紹介
コンピュータネットワークをベースにした総合的な経営管理技法が,新しい企業経営を目指す企業,研究者等から注目を集めています。資材調達から生産・物流までを情報システムで一括管理し無駄な在庫をなくすための手法SCM(サプライチェーン・マネジメント),企業の基幹業務をサポートする情報システムERP(統合業務パッケージ)等の新しい生産・物流技術等がその代表的な技法です。
佐々木研究室では,最新のERPシステム「ビゼントロ」や,SCMに基づく生産シミュレータ「emPlant」が導入され,学生の実験実習や,企業において特に製造・流通部門の業務運営費用,在庫費用の節減や投資収益性及び生産性の向上を目的とする最適ソリューションの提供を目的とした共同研究で利用されています。
また,最近の人工知能の急速な普及に伴い、社会のニーズに即戦力として対応し得るエンジニアを育成することを目的として、開発環境としてのMatlabやPython, Mathematica等を使いこなすための演習に力を入れています。特に、人工知能技術の基礎となるファジィ理論,進化計算法,ニューラルネットワークなど,いわゆる知能化技術によるスケジューリング,生産情報システム設計,ネットワーク設計,パターン認識など,経営情報工学における重要な問題への応用に関する研究に力を入れています。