研究紹介
超伝導バルク磁石の着磁および応用に関する研究
バルク磁石のデモンストレーション

左極をN,右極をS,それぞれ約3テスラに着磁したバルク磁石の磁極間に,直径2mmの鉄球をくっつけました。 磁極を近づけた状態から,その間隔を大きくしても,鉄球は強い磁力のために落ちることはありません。 バルク磁石の強さが,よくわかります。
磁気分離のデモンストレーション

「磁気分離」は,磁性物質を磁石の力で分離する技術です。スチール缶やアルミ缶の分離のほか,湖のアオコ除去や環境ホルモン除去などへの応用が検討されています。 膜分離と比較すると,目詰まりがない,微粒子まで分離できる利点があります。 また,沈殿法と比較すると,短時間で分離可能である利点があります。
私たちは,バルク磁石を使った磁気分離装置を提案し,赤錆の混じった水から,赤錆を除去する実験を行っています。 赤錆は磁性が小さいため,永久磁石にはほとんどくっつきません。 一方,バルク磁石の強い磁石を使えば,赤錆の分離率を向上させることができます。

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